Mac PCでStreamlitをインストールしようとした際にうまくいかなかったので、そのエラー解決方法を記したいと思います。
環境
- PC機種:MacBook Pro
- OS:macOS 12.4
- ターミナル:zsh
- Xcode導入済み
エラーの内容
Xcodeがインストール済みで、python3とpip3は既にインストール済みでした。
そのため、pythonのインストールは行わず、
早速コマンド
pip3 install streamlit
を実行してStreamlitをインストールしようとしたところ
python3: error: can't exec '/Applications/Xcode.app/Contents/Developer/usr/bin/python3' (errno=No such file or directory)
というエラーが出力された。
解決方法
Xcodeのpython3をアンインストールする
エラーを見る限り、Xcode経由で導入されたpython3をうまく使えていないぽいです。
Xcodeが絡むとエラーの温床となりうるし、今後も使うpython3を単独でインストール・管理したかったので、まずはXcodeのpython3をアンインストールすることにしました。
ターミナルを開き、Xcodeのライブラリが格納されているディレクトリに移動します。
cd /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Library/Frameworks/
そのディレクトリの中身を確認します。
ls
すると、
Python3.framework
があることを確認できます。これがXcodeに入っているpython3です。これを消すために以下のコマンドを実行します。
rm -r Python3.framework
もう一度ls
コマンドでディレクトリの中身を確認すると、ちゃんと消えているはずです!
python公式サイトからパッケージをダウンロード&インストール
次に、Macに直接python3をインストールします。
python公式サイトからインストーラをダウンロードし、実行します。
セットアップウィザードに従ってインストールを完了させればOKです。
Pathを通す
インストールしたpython3にPathを通します。
pythonのPathを確認する
まずは、Pathを確認するために、まず”Python Launcher”を開きます。
Preference画面の”Interpreter”欄でPathを確認します。
/usr/local/bin/python3
がPathになります。
Pathを通す
シェルにPathを通すために、”~/.zshrc”に上記のPathを追加します。
①以下のコマンドを実行し、zshrcファイルを開きます。
open ~/.zshrc
※zshrcファイルがない場合は、作成しましょう。
touch .zshrc
②zshrcファイルを開いたら、以下のコードを追記して保存します。
export PATH=/usr/local/bin/python3:$PATH
③保存したら、source
コマンドで設定を反映させます。
source ~/.zshrc
④最後にターミナルを再起動して完了です!
Streamlitをインストールする
これでStreamlitをインストールする準備は完了しました。
再度Streamlitのインストールを実行しましょう。
pip3 install streamlit
今度こそインストールできるはずです!
まとめ
特にMac端末において、Streamlitのインストール時のエラーを解消する方法を紹介しました。
今回はXcodeのpythonをアンインストールする方法を取りましたが、アンインストールしたくない場合はXocdeのpythonを用いてインストールすることもできますので試してみてください。
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