Google Cloud認定Associate Cloud Engineer(ACE)試験の対策と頻出単元を解説!

Google Cloudに関する知識やスキルを問う公式の認定試験であるGoogle Cloud認定試験のうち、
第一歩となるのがGoogle Cloud認定Associate Cloud Engineer(ACE)試験です。

AWSなど他のクラウド認定試験よりも若干情報が少ないGoogle Cloud認定試験ですが、
今回はそのACE試験の勉強において、さまざまな動画講座や書籍、模擬問題に取り組みながら、GCP初心者の私が個人的にまとめた、試験対策の虎の巻をレポートしたいと思います。

Google Cloud認定Associate Cloud Engineer試験の概要

Google Cloud認定Associate Cloud Engineer試験は、Google Cloud Platform (GCP) の基本的なスキルを証明するためのエントリーレベルの資格です。

試験の主な内容

試験の内容は大きく以下の4つに分類されます。

  1. Google Cloud環境の設定と管理
    • プロジェクトとアカウントの設定
    • ネットワークとストレージの管理
  2. クラウドインフラストラクチャの展開
    • 仮想マシンの作成と管理
    • コンテナとKubernetesの使用
  3. アプリケーションの展開と管理
    • GCP上でのアプリケーションのデプロイ
    • 自動化とインフラストラクチャのコード管理
  4. セキュリティとコンプライアンス
    • アイデンティティとアクセス管理
    • リソースのモニタリングとロギング

試験の形式

  • 試験形式: 選択問題(Multiple Choice)とマルチプルセレクト問題(Multiple Select)
  • 試験時間: 2時間
  • 試験言語: 英語、日本語、その他複数の言語
  • 受験料: $125 USD

試験対策方法

1. Google Cloudについて基本を知る

Google Cloudを普段から使っている人は不要かもしれませんが、この試験で初めてGoogle Cloudを深く知る方も多いでしょう。
その場合、まずはGoogle Cloudの概要を知っておくことは大切です。

そこでおすすめなのが、書籍「図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書」です。

図解即戦力 Google Cloudのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 [ 株式会社grasys / Google Cloud 西岡典生、田丸司 ]

この書籍を読めば、試験に頻出する主なサービスの概要をキャッチアップすることができます。

図解で非常にわかりやすく、ボリュームもそこまで多くないので、第一歩として非常に適した本です。

また、サービスのキャッチアップから問題演習まで1冊で完結させたい!という方は、Google Cloud認定資格Associate Cloud Engineer公式ガイドが最適でしょう。

Google Cloud認定資格Associate Cloud Engineer公式ガイド (ー) [ ダン・サリバン ]

グーグル・クラウド・ジャパン合同会社による監訳により、各サービスをより詳細に説明されており、各章末には理解度を測る演習問題付きもあるため一気に理解を深められます。

2. 試験対策講義を受ける

Google Cloudの基本を知ったら、早速試験対策に取り掛かりましょう。

試験対策では、出題の傾向に合わせて、頻出の単元を重点的に学習することが重要です。

スキマ時間などを活用して時間をかけずに対策をするには、講義動画を視聴するのが一番良いでしょう。

さまざまなプラットフォームでACE試験対策用の動画ありますが、おすすめはUdemyの以下の講座です。

またこのような有料の講座だけでなく、なんとGoogle社によって無料で提供されている、資格取得支援プログラムのPCKプログラム(Partner Certification Kickstart)があります!

このプログラムでQwiklabs ハンズオンのクエストを全て修了することでバウチャーが取得できちゃいます。

3. 模擬試験問題を解きまくる

GCP試験の問題は、プールされた問題の中から出題されます
模擬試験問題もその問題をもとに作成されていると考えられるため、過去問や模擬試験問題に取り組むことが対策として最も重要と言えるでしょう。

おすすめの問題集は以下になります。

頻出・重要サービス一覧

最後に、模擬問題を解く中で大体出題の傾向がわかってきたので、それをまとめてみました。

まずは、Google Cloudの各分野・サービスの試験への頻出度や回答を導き出す中での重要度を表にまとめました。

重要度は以下のような基準で付けています。

  • 星3つ★★★:そのサービスをメインとした問題が必ず複数問出題される。概要だけでなく、オプションなどの詳しい内容も把握する必要がある。
  • 星2つ★★:そのサービスが関わる問題が必ず出題される。回答の選択肢の文章に入ってくるため、回答する上で知識が必要となる。
  • 星1つ★:そのサービスが問題文に含まれる可能性がある。回答をする上で詳しくを知っておく必要はないが、知っておくと有利である。
  • 星0つ:ほぼ出ない。知らなくてもかすり傷。
分類サービス重要度
コンピューティングCompute Engine★★★
Google Kuberates Engine★★★
App Engine★★★
Cloud Functions★★★
Cloud Run★★
ネットワークVPC★★★
共有VPC★★★
Cloud Interconnect★★
Cloud VPN★★
ファイアウォール★★★
Cloud Load Balancing
Cloud CDN
Cloud DNS
ストレージCloud Storage★★★
データベースCloud SQL★★★
Cloud Spanner★★★
Cloud Bigtable★★★
Cloud Firestore
Firebase Realtime Database
Memorystore
BigQuery★★★
Bare metal Solution
データ分析BigQuery★★★
Cloud Dataproc
Cloud Pub/Sub★★
Cloud Dataflow★★
Cloud Data Fusion
Cloud Composer
モニタリングCloud Monitoring★★★
Cloud Logging★★★
Cloud Trace
マネジメントDeployment Manager★★★
IAM★★★
Cloud Identity-Aware Proxy★★
Cloud Identity★★
課金★★★
Cloud Key Management Service
デベロッパーツールGoogle Cloud コンソール★★★
Cloud Shell★★
Cloud Build

もちろん、この表に載っている分野・サービスが全てではありません。例えば、AI・機械学習系のサービスは含まれていません。
そのような載っていないサービスはほとんどACE試験には出ないと思っています。

各分野・サービスの試験に頻出する重要項目については、以下の記事にまとめていますのでぜひご活用ください!

Google Cloud認定Associate Cloud Engineer(ACE)試験 重要項目集

まとめ

今回はGoogle Cloud認定Associate Cloud Engineer(ACE)試験の試験対策方法と頻出サービスについて解説しました。

これらの対策をすることで、Google Cloud未経験からでも十分に合格することができます。(実際私もそうでした)

キャリアの幅を広げるためにぜひ受験してみてはいかがでしょうか。

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